ペット・セメタリー 2019(R15指定):評価・レビュー

映画のあらすじ

評価★ 
オススメ
笑い
感動
恐怖
スリル

物語は父である医師のルイスが母のレイチェル、娘のエリー、息子のゲージと猫のチャーチとともに田舎の家に引っ越し、隣人チャドに出会うことからから始まる。

家の前は大きなトラックが行きかう危険な街道で、裏には大きな森がありそこもルイス達の土地だという。
森にはペットセメタリー(ペットの墓地)が在り、そこは死者が歩く場所、足を踏み入れてはいけない腐った土地だった。

引越から数日後、誕生日を迎えた娘のエリーを祝うパーティーの最中、エリーはトラックに轢かれて死んでしまう。

悲しみに暮れるルイス一家だが、なんとお葬式をして埋葬をされたはずのエリーが蘇り家に帰ってくる。
しかし蘇った彼女はもう以前のエリーではなかった。

家族への愛が故に蘇りの禁断を犯すスリラーホラー映画。

詳細情報

スティーヴン・キングが1983年に発表した「ペット・セマタリー」を原作に1989年に映画化されており、この作品はそのリメイク版である。
原作は発表よりも以前に完成をしていたものの、内容のあまりの恐ろしさに発表を見合わせていた噂があるらしい。

感想

スリラーホラーではあるが、怖い、ドキドキ感はそこまでない作品。
R15指定ということもあり、多少グロイ映像が含まれるので苦手な方は注意が必要。
始まりからBGMがとても良く役者の迫力ある演技や特殊メイクが見どころ。
リメイク前のペット・セメタリーを見ている方はつながりを感じる場面もあるので、そこは注目のポイントとしてあげられる。
(※内容は前作を見てなくてもまったく問題ありません)

ペットが好きな人は胸糞が悪く、途中見るのを断念しようかと思うかもしれませんが、ぜひ最後まで見てほしい作品です。
チャーチはとてもかわいいです。

考察と感想 ※ネタバレ含む

内容を表示する。
考察1:呪われた土地の謎
この土地はウィンディゴという悪魔のような恐ろしい精霊が住む先住民の土地。
しかしその先住民もウィンディゴの力を恐れ逃げだしたと言います。
チャドが人間より古いものがあると言っていることから、先住民が住むより以前に土地自体にもともと存在していたと考えられます。

考察2:レイチェルとゼルダ
映画内でも問いかけられる「なぜ引っ越してきたのか分かっているか?」という疑問点がポイントになっているかと思います。

レイチェルは姉ゼルダを自分の行いにより死なせてしまったことを幼少からずっと心に病んでいました。
そのレイチェルの気持ちを救うため、ルイス一家は実家から遠く離れた田舎に引っ越しを決めました。
しかし、引っ越しを機会に良くなると思われたレイチェルの精神は悪化をします。
ゼルダの事を考え気に病むばかりでなく、幻覚を見るようになってしまったのです。

レイチェルはこの場所が嫌だということを訴えますが、ルイスに引っ越しは自分の為だと言われ納得します。
レイチェルが幻覚を見るようになった理由ですが、精神的に気に病んでいただけでなく、「ゼルダに呪いの言葉をかけられていた」というセリフもありますしゼルダの亡霊にもともと取りつかれていたのではないでしょうか?
それならこの土地はもともと「死者の歩く土地」ですので、亡霊が見えるようになっても不思議ではありません。

考察3:ビクター・パスコー
私は最初、ビクターがなぜゲイジーにパスコーと呼ばれているのか理解ができませんでした。
彼の名前がビクター・パスコーと言うのですね。
調べたところ前作ではカルテに名前が書かれているようですが、本作ではゲージが彼の名前を呼ぶ以外にどのタイミングでわかるのか私はまだ理解できてません。
もし知っている方がいたら教えてください!

名前はさておき、この作品で彼はもう少し大切な存在なのではないかと思ったのですが、かなり雑な扱いをされてますね・・・。
せっかくルイスを助けようと警告をしてくれているのに「ガン無視」。。
もうちょっと彼の発言を気に留めて考えるシーンがあっても良かったのではないでしょうか。

考察4:チャドの過去
チャドは過去に蘇りの恐怖を経験しています。
愛犬を蘇らせたことのあるチャドは人の蘇りについてもなにか知っているようでした。
これは作中では語られておらず奥さんを蘇らせたのではないかと考察しましたが、わからなかったので調べてみたところ前作では隣人が兵隊を生き返らせたとしっかり語っていました。
その件に関しては今作でもルイスが土地について調べた際に新聞の記事で少しだけ出てきてます。
今回の作品ではどちらなのか?というところですが、私はチャドは奥さんを蘇らせてないと思っています。
チャド殺される前のシーンでエリーは奥さんの顔になりチャドを責めますが、それはチャドが奥さんを蘇らせなかったことへの自責の念の現れなのではないかと思うからです。

考察5:ゲージの行方
車のカギを開けるアラート音と共に作品は終了しますが、ゲージはほぼ100%殺されて蘇りをさせられているでしょう。
そして遡りオープニングのシーンになるわけですね!

考察6:蘇りの正体
最後に蘇りの正体についての考察ですが、蘇った人の中身は本当に蘇る前のと同じなのでしょうか?
エリーが戦いの最中、相手の過去を抉るような人物に顔を変えることからも、自分が知らない過去の事を知ることができるのは証明されているので、中身は本人ではなくウィンディゴの精霊で蘇った人の過去の記憶からその人物に成りすましてるのではないかと推察ができます。
しかし最後のシーンで一家仲良くしているところを見ると、私は中身は本人達であるも、ウィンディゴによって変化させられているだけだと思いました。
だって中身がただのウィンディゴなら家族でまた仲良くなんて必要ないですよね!

最後まで見た感想ですが、私はこの作品の良いところは、最初はチャーチがかわいそうでイライラしますが、最後みんなゾンビになって仲良く暮らしますよ!というある意味のハッピーエンドで終わるところだと思います。
誰か一人だけ残ったり、誰かひとりだけ死んだのではバッドエンドですが、家族全員一緒なら幸せですよね。
あと、こんな2人と1匹を短期間で殺すトラックが通る道路を放置しすぎじゃない?!でした。
呪われた土地以前に、環境がひどすぎますよね。。。
こういう場所には絶対に住まないということを心に誓いました。

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